「睡眠負債」で、太ったり、肌がカサついたり、風邪を引きやすくなったり認知症に?


「睡眠負債」という言葉が注目されている。

睡眠不足のまま過ごしていると、不足が積み重なって「負債」となり、体にいろいろな不調をもたらす、というのだ。

「私は短時間睡眠で平気なタイプ」と思っていても、下のチェックリストに当てはまるなら睡眠負債がある可能性が大。

 「眠っている時間は何もできないので無駄だ、削りたい、と考える人もいますが、睡眠には大切な役割があります」と話すのは、スタンフォード大学医学部教授の西野精治さん。

「体と心を休める。記憶を整理して定着させる。体の再生に欠かせない成長ホルモンを分泌させる。免疫力を上げる。さらに、脳にたまる老廃物を取り除く。これら睡眠の役割は、睡眠時間が不十分だと果たされません。その結果、太ったり、肌がカサついたり、風邪を引きやすくなったり。認知症のリスクが高まる可能性もあります」(西野さん)

 睡眠の「量」に加えて大切なのが、睡眠の「質」。

「睡眠の質が落ちると、7時間半しっかり寝ているのに体がだるい、日中眠くなる、と感じます」(快眠セラピストの三橋美穂さん)。

睡眠の質を確保する具体策を紹介しよう。

■チェックリスト あなたの睡眠の量は足りている?

1つでも当てはまれば睡眠負債がたまっているかも。

□ 午前中(10~12時)に眠気を感じる 本来、午前10~12時は脳がよく働く時間。

「この時間帯に眠いのは、睡眠時間が足りない証しです」

□ 朝起きたときにだるさを感じる、頭がぼんやりする 

朝は自律神経のうちでも活動的な「交感神経」の働きが高まる時間。

だるさやぼんやり感はないはずだ。

□ 平日の睡眠時間は6時間未満だ 

自分は短時間睡眠でも平気なタイプだと信じている人もいるが、「多くの人は7時間半ほどの睡眠が必要」。

□ 帰りの電車(深夜以外)で眠くなる 

「深夜は別として、夜の18時から21時くらいの電車に揺られて眠くなるという人は、睡眠が不足しています」

□ 休日にアラームを使わないと2時間以上寝坊する 

休日でも、いつも通りの時間にアラームを使わなくても目が覚めるようなら、普段から睡眠が足りている。