うつ病、世界で3億人超=緊急対応呼び掛け-WHO

【ベルリン時事】

世界保健機関(WHO)は3/30、うつ病を抱える人が2015年時点で世界で推計3億2200万人に上り、05年から約18%増加したと発表した。

チャン事務局長は「すべての国が緊急に対応するための警鐘だ」と強調。

WHOは高所得国ではうつ病を持つ人の約半数が治療を受けていないと指摘し、病気に対する偏見をなくすことがまず重要だと訴えた。

また、うつ病は「自殺の大きな要因」と重大視。

自殺が15~29歳の死因の2番目になっていることに触れ、対策を求めた。

 

過労で心の病、最多498人=昨年度、自殺・未遂は84人―厚労省

過労や仕事の強いストレスが原因でうつ病など精神障害を発症し、2016年度に労災認定された人は、前年度比26人増の498人に上ったことが6/30、厚生労働省のまとめで分かった。

5年連続で400人を上回り、統計の残る1983年度以降で最多となった。

このうち過労自殺(未遂含む)は9人減の84人で、過去4番目に多かった。

労災認定、自殺ともに20代以下の増加が目立ち、電通の新入社員で15年末に自ら命を絶った高橋まつりさん=当時(24)=も16年度に労災認定されている。

厚労省職業病認定対策室は「職業による精神障害が労災対象と周知されたことで、認定件数が過去最多となった。

労働時間より職場での人間関係が原因となったケースが目立った」としている。

労災申請は71人増の1586人と、4年連続で最多を更新した。

労災認定を年代別に見ると、30代(136人)と40代(144人)、50代(82人)でわずかに減ったが、20代(107人)は20人増、10代(9人)で7人増だった。

過労自殺も20代が14人から22人に増え、ゼロだった10代は2人いた。

認定された人の月の平均残業は、20時間未満が84人、160時間以上が52人、100時間以上120時間未満が49人など。

発症要因は連続・長時間勤務など「仕事の質と量の変化」が149人と多く、いじめや上司とのトラブルといった対人関係の100人、事故・災害体験95人、仕事の失敗やノルマの30人が続いた。