身近な人が「うつ」になったら


妻が「うつ」になったら

うつを見分けるポイントは大きく2つあります。
まず、家の中が急に乱れてきていないかどうか。
掃除が行き届かず散らかっていたり、なかなか食事の後片付けをしないなどの状態には注意が必要です。
2点目は、イライラして怒りっぽくなっていないかどうかです。
いつもと違う状態に気づいたら放っておかず、まずは声をかけて、何かつらいことはないか、困っていることはないか、ストレスが溜まっていないか聞いてみてください。

ただし、詰問調の質問はいけません。
「はい」「いいえ」の答えを求める質問をしないこと、質問の答えを否定しないことの2点に注意しましょう。
相手を否定せず、じっくり話を聞いて受け止めてあげてください。
相手のちょっとした変化に気づき、コミュニケーションを取ることは、うつの予防にも役立ちます。
うつの症状が強くなると、だんだん自分の感情や考えを言葉にしなくなりますから、できるだけ早いうちにコミュニケーションを取ることが大切です。

一方がイライラすると、もう一方もイライラしてちょっとしたことでぶつかるようになり、すれ違いが大きくなります。
そこで立ち止まって相手の話を聞けるかどうかが重要なのです。

ストレスの原因がわかったら、解決方法を考えましょう。掃除や食事の後片付けを手伝うなど、本人の負担を軽くするための具体的な手立てを考えます。できれば子供も巻き込み、協力を得ましょう。

原因が夫自身という場合も、愚痴を含め、話を聞いたうえで具体的に何ができるか話し合いましょう。話を聞く時間を持つだけで関係も変わってきます。

 

夫が「うつ」になったら

 

反対に、夫にうつの疑いが出てきた場合も、対応方法は同じです。

職場では気を張っているため、気づかれないことが多いので、家族が予兆に気づくことが大切です。

そして、会社と協力しながら治療を進めてください。

 

うつの疑いがある場合は、早めに病院に行くことをお勧めします。

早期に医者の診察を受けることで、早く治る可能性も高まります。

だいたい、症状が2週間以上続いているかどうかが目安です。

それ以上続いている場合は、自然に治る可能性は低くなります。

 

薬を飲めば症状が楽になりますが、それだけでは治りきらない人もいます。

周りの人の手助けが大切です。

 

家族のうつに気づいたときは、次の3点に気をつけて接するようにしてください。

 

まず、励ましたり、無理に気分転換を勧めたりしないこと。

外に出て人がたくさんいる場所に行くことはかえって精神的な負担になります。

ひきこもりが
ちになることがあっても見守ってあげることです。

 

2点目は、大きな決断はなるべく避けるよう促すこと。

引っ越しや退職など、環境を大きく変えたがる人も多
いですが、後悔することも多いので、大きな決断は後に回すほうがよいでしょう。

 

3点目は、できるだけ普通に接し、腫れ物に触るような対応をしないことで
す。

本人は、周りに迷惑をかけているように感じ、余計に負担を感じてしまいます。