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家族がうつ病の方へ 接し方


ご家族にできること ~厚生労働省のサイトより

家族としての対応は?

《病気の理解と基本的な対応》

 

「治療にはご家族の協力が重要」などといわれますと、大きな責務を感じて、ついつい力が入りがちですが、あまり特別なことを考える必要はありませ
ん。

一つ一つ言動に気をつけるあまり、ご本人が「まわりに心配ばかりかけてしまっている」と感じさせしまうこともあります。

まずは力を抜き、病気の理解か
らはじめてみましょう。分かりにくい言葉は「用語解説」のページをご覧ください。

 

《原因探しをしない》

 

「なぜ、この人は病気になってしまったのだろう」「自分たちに何か問題があったのか」など、原因が何なのか家族として大変気になるかと思います。


際は様々なことが関与して特定できないことがよくあります。

「今できること」を中心に考えるようにしてみましょう。

家族の生活の中で、本人がストレスを感
じることがあれば、今は取り除いておくということも大切です。

 

《励まさない》

 

このキーワードはご存知の方も多いかもしれません。

すでに頑張りすぎて、こころの病になってしまった場合には、励まされることで「もうこれ以上頑張
れない」とか「こんなにまわりの人が自分のために気をつかってくれるのに、何もできない自分は情けない」と症状を悪化させてしまうためです。

ただ、励ます
ことが効果的な時期もありますので、その対応の時期については主治医の先生によく相談してください。

 

《無理に特別なことはしないでおく》

 

ご本人の元気がないと、「気分転換をさせよう、旅行でも連れ出そう、パーッと飲み明かそう」など家族で考えることもあるかもしれません。

しかし、こ
ころのエネルギーが消耗している状態ですと、普段楽しめることは楽しめず、むしろ疲労感を増し、悪化してしまうこともあります。

また、こうした気遣いに応
えられない自分に嫌悪感を募らせ、自殺のリスクも高まる場合もあります。

ご本人が、楽しみたくなる気持ちが湧いてくるのを待ちましょう。

 

《大きな決断は先延ばしに》

 

「職場でみんなに迷惑をかけている」など自責的な思いから、退職や離婚などについて口にする場合があります。

こころの病では、心理的な視野狭窄とい
うことが起きていて、悲観的な発想しか頭に浮かばなく、その道しか残されてないようにとらえてしまうことがあります。

自責な気持ちを汲みつつも、「今はま
ず健康に留意することを最優先しましょう。

その問題は、もう少し良くなったら一緒に考えましょう」と説明してみましょう。

 

《受診に付き添いはお勧めです》

 

毎回の受診に付き添う必要はありませんが、一緒に主治医のお話を聞くことで、ご本人のどんな点に気をつけてサポートするといいのか分かることがあり
ます。

また主治医に面会しておくことで、ご本人が調子を崩してどうしても通院できないときに、代理で受診して相談することもできます。

主治医にとっても家
庭での様子をご家族からの客観的な情報が治療の役に立つこともあります。

注意していただきたいのは、あくまで「付き添い」ということです。

ご本人と主治医
の貴重な接点の場ですので、ご家族がしゃべりすぎないようにしましょう。

 

自殺のサインは?

《基本は、いつもと違う言動に気がつくこと》

 

自殺から救うために、ご家族など身近にいる人が、自殺のサインに気がついてあげることが大変重要です。

自殺を考えている人は、意識的・無意識的にサ
インを発しています。

サインを発している人が必ずしも自殺のリスクが高いわけではありませんが、下記の自殺予防の十箇条を参考にしてください。

特に、「自
分は不甲斐ない、駄目な奴だ、責任を果たせずつらい、みんなに迷惑をかけている」などの自責感が強いときはリスクが高まっていると考えてよろしいと思いま
す。主治医がいる場合には、ご家族が連絡して対応について相談をしてもよろしいでしょう。

自殺予防の十箇条

次のようなサインを数多く認める場合は、自殺の危険が迫っています。早い段階で専門家に受診させてください

  1. うつ病の症状に気をつける
  2. 原因不明の身体の不調が長引く
  3. 酒量が増す
  4. 安全や健康が保てない
  5. 仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う
  6. 職場や家庭でサポートが得られない
  7. 本人にとって価値あるものを失う
  8. 重症の身体の病気にかかる
  9. 自殺を口にする
  10. 自殺未遂に及ぶ